ICT活用の現実
- くぼた
- 2015年10月26日
- 読了時間: 2分

訪問看護事業を開業するにあたり、こだわったことにひとつにICTの活用があります。 ステーション立ち上げにかかわった副所長も長く医療情報に携わっていたことと 私自身のキャリアも職場は変わってもICT関連領域で働くことが多かったことが影響しています。
振り返れば学部の卒業論文も始めてPC使って作成しましたし お嫁入りの道具に桐の箪笥はいらないからとPC(当時100万位した)を買ってもらったり 健診機関で働いていた頃には、2000年問題対応のWGにいれられて、 汎用機からクライアントサーバへの移行と同時に健診の自動判定のフローチャート作成のために
COBOLを何万行も読まされた経験があります(この話はSEの長女にも笑われました) その後勤務した病院でもずっとシステム担当として電子カルテやクリニカルパスに関するお仕事を続けていました 決して ICTに強いわけではなく 普通のナースがどんなところが苦手で SEさんたちの独特の表現がどうして現場に伝わりにくいか といった そんな通訳のお仕事をしてきました そんなこんなの経験から 訪問看護ステーションの現状を見聞きすると まだまだ紙ベースの事業所が圧倒的! しかし 多職種協働の現場において ICT活用は必須という危機感はもっている 一方で 筍のように出てくるシステムは帯に短し、たすきに長し… 機能とコストを天秤にかけて なやむばかり… その機能をさらに難しくしているのが 介護保険と医療保険の存在 訪問看護は両方の制度から大きな影響を受ける…中途半端な存在 開業当初の理想に燃えて目指した あるべき姿
絵に描いた餅にならないようにするには 何が大切なんだろう
なにを残して 何をあきらめる 必要はあるのだろう システム採用したあとの運用に際しても 悩みはつきません
しかし! ピンチはチャンス! 苦しんだだけ報われた時の喜びも大きいと自分に言い聞かせる今日この頃でした
Comments